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The Cervical Arteries: Anatomical Study with Application to Avoid the Nerve Root and Spinal Cord Blood Supply
On 1月 5, 2022 by admin目的:頚髄への血管供給の損傷は、頚椎孔への経皮的副腎皮質ホルモン注射にしばしば伴う前脊髄動脈症候群につながる可能性がある。 この死体研究の目的は、頸部動脈の形態を検討し、その臨床的重要性を強調することであった。
材料と方法。 5体のホルマリン固定したヒトの死体を使って、頸椎孔部における椎骨動脈、上行動脈、深頸動脈からの橈骨動脈の形態を明らかにした。
結果 椎骨動脈の平均径は5.50mmであった。 橈骨動脈は各レベルで椎骨動脈の後面から起始しており,C6橈骨動脈は他より径が大きかった。 その直径は0.75mmから1.02mmの範囲であった。 上行頸動脈の平均直径は1.5mm(範囲1.21~1.80mm)であった。 その発生する脊髄枝はC3-4またはC4-5レベルに位置していた。 上行頚部動脈から発生する橈骨枝の直径は0.80mmから1.40mmの範囲であった。 深頸動脈の平均直径は1.71mm(範囲1.3~2.1mm)で、通常上行頸動脈よりわずかに大きい。 これらの深頸部橈骨動脈は常にC5-6、C6-7、C7-T1孔に入り、深頸部動脈から生じた橈骨枝は0.43mmから1.49mm(平均1.08mm)であった。
結論 頸髄への血管供給を理解することは,脊髄虚血などの重篤な合併症を予防するために重要である。
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