Is unilateral tonsillar enlargement alone an indication for tonsillectomy?
On 12月 17, 2021 by adminIntroduction: 片側扁桃肥大は外来でよく見かける。 これらの症例は悪性組織の除外を目的に扁桃摘出術の適応とされることが多い。 本研究では、扁桃摘出術の必要性を判断することを目的としている。
Method: このレトロスペクティブケースノートレビューでは,当院で5年間に行われたすべての扁桃摘出術の組織検査を調べ,片側扁桃肥大(UTE)単独のものと,UTEに他の臨床的特徴(慢性疼痛歴,嚥下障害,扁桃または 扁桃周囲粘膜異常の存在,頸部リンパ節症を有するもの)のあるものについての組織所見を分析する。 1998年6月1日から2003年5月30日までに組織検査を目的として扁桃摘出術を受けた全患者を同定し、その記録を検討した。 除外基準は、術前外来記録がない症例、検体が他院から送られてきた症例、すでに悪性と診断されている症例、他の外科専門医(例:顎顔面、形成外科)が扁桃切除術を行った症例であった。 1475件の扁桃摘出術があり、そのうちこの期間に行われた181件は組織学的分析に回された。 我々の基準を満たさない患者を除外した結果、53人の患者がUTEを有していた。 主要アウトカム指標は、2つのグループにおける悪性腫瘍の発生率であった。
の結果である。 このうち,33人はUTE単独,20人は関連する臨床的特徴を有していた。 前者の群では,悪性腫瘍は1例も発見されなかった。 後者では9人(45%)が悪性腫瘍を有していた。 UTE単独群とUTE+他の特徴群との間の差の検定には、フィッシャーの正確検定を用いた(p<0.001)。
Discussion: 他の臨床的特徴がなく非対称性を示す扁桃における悪性腫瘍の有病率は非常に低く、我々の研究ではゼロであった。 しかし,他の研究では,基礎的な悪性腫瘍を示す割合が少ないことが分かっている。 このことから、当初は’watch and wait’方針がより適切であり、症状や徴候が進行した場合には、扁桃摘出術を勧めるべきであると考える。
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